おもひつき　かはつるみ(*´Д｀)

角大師をご存じだろうか？

早く言ってしまえば「護符」であり、
玄関などに張る「お札」の一つである。
黒い鬼のような姿をしたお札が、
玄関に張ってあるのを見たことがある人も少なくないのでは。

この図像は比叡山延暦寺の中興の祖と呼ばれる良源という高僧であり、
詳細は省くが延暦寺の歴史の中でも傑出した人物であった。
彼の姿をお札にしたものは鎌倉時代末期頃から、
公家などに護符として頒布されていた。
その特徴は長い眉毛であり、
これが「角」ととらえられたのかは定かでないものの、



上記のタイプのものが本来の「角大師」だったと思われる。

しかしいつしか鬼のようなデフォルメされた図像が「角大師」となり、
民間にも普及していくこととなる。



私はここ十年ほどかけて少しづつではあるが、
お寺に行ってはこれらを買い求め、
ネットが普及してからは郵送頒布や画像などでも蒐集してきた。
残念ながら所在はわかっているもの、
正月しか頒布しなかったり、
信者向けにのみだったりで、
残念な思いをしてきたことも多々あった。

昨年いくつかまとまったので、
Yahooのワイワイマップに所在地と所持する画像を載せてみたので、
興味のある方にはご覧いただけているようである。

もし投稿できるものをお持ちの方は、
是非ともご教示いただきたいのである。

尚画像を拝借したサイトはURLを記入し出典を明らかにした。
その他は所持品をスキャンしたものである。